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LANNA STYLE @Thailand

増えつつあるコロニアルデザイン


前回まではランナーやシャンなど、北タイの伝統的なホテル様式をお話してきました。
今回はコロニアル ホテルです。

1_MJM_3783b.jpg今も昔の風情を止めるマニラ港

2次大戦以前アジアの国々は、列強(イギリス/オランダ/フランス/スペイン)が
強い権益を得るため植民地(コロニー)としていました。

そうした背景下、当時の総督や荘園主の社交場として建てられたのがコロニアルホテルです。

その形態は本国の建築様式を基本に、熱帯の風土も考慮した施工がなされました。

本格的な物は19世紀、サーキーズ兄弟(アルメニア人)などの投資家により
グランド ホテル(ボール ルームを併設)として
ラングーン(ビルマ)やペナン(マレーシア)スラバヤ(インドネシア)などの
交易都市に建てられました。

現在アジアではシンガポールのラッフルズをはじめ
10数軒のコロニアル ホテルが嘗ての栄華を保ち、
宗主国にちなんでフレンチコロニアルやダッチコロニアルなどの俗称で呼ばれています。

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写真左上
Raffles Singapore(ブリティッシュ コロニアル)
写真右上
Majaphahi Surabaya Indonesia(ダッチ コロニアル)
写真左下
Dalat Palace Vietnam(フレンチ コロニアル)
写真右下
The Manila Hotel Philippines(一部 スパニッシュ コロニアル/アイアンワークが特徴)

タイは日本と同様に列強の支配を受けなかったので、
歴史的なコロニアル ホテルはホアヒンに1軒あるのみです。

最近バンコクなどの富裕層の間で隣国に現存する古いホテルや、
そのインテリアを再評価する機運が芽生えてきました。

ピン ナカラもオーナーのコロニアル様式に対する強い思い入れから2009年に建設されたものです。

チェンマイでは最近コロニアルデザインのホテルが増えつつあります。

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一般にコロニアル ホテルの特徴は、ハイシーリング&ファン(高天井と扇風機)
そして床は古いタイルやチークウッド、ルバー ウインドウ(鎧戸付きの窓)
ポスターベッド(支柱付きベッド)などが上げられます。

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旧インドシナ(ベトナム、ラオス、カンボジア)のコロニアル建築は
伝統的に黄系のペイントが使われた事も特徴と言えます。

タイでは洋風な古い建物はフレットワーク(主として軒下の飾り枠)を多く見かけます。
ピン ナカラも白亜の壁とフレットワークの美しさが際立つホテルです。

部屋のインテリアはチークウッドの床にビクトリア風の家具、
バスルームはジャクージ付きのバスタブ、
そしてマーブルストーンの洗面台と深いシンクはコロニアルホテルの定番です。

1階にはハイティーのラウンジも設けられています。

またナイトバザールやチェンマイの中心街まで徒歩5分の距離にありどこへ行くのも便利です。

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3週間の長いタイ取材も無事終了し、帰国となります。

今回の撮影でタイリゾートの質の高さ、またデザインの革新性を改めて痛感致しました。

そしてチェンマイなど、北タイのリーズナブルなホテル料金も魅力です。

北タイのベストシーズンは11月~2月、みなさんもこれからタイ旅行を計画されては如何でしょうか。

私事恐縮ですが、コロニアルホテルにご興味がおありの方は
「アジアのコロニアルホテル」PARCO刊をお勧めします。

古い本ですが、Amazonの中古本でもお求め頂けます。

チェンマイ編では堅い話が続きましたが、次回からはプーケット再訪の旅をお届けします!

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タイのランナー様式探訪記 その5

タイ北部 チェンマイ

Ping Nakara (Chianhmai)

2011/Jan.